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ムカデ人間3の評価(感想・レビュー・口コミ※ネタバレ有)

ムカデ人間3のあらすじ

刑務所の所長であるビル・ボスは、刑務所内で度重なる暴動に悩まされていたが、一向に囚人たちを大人しくさせることができないでいた。
どんな策を講じても、囚人たちは懲りることなく暴動を繰り返すのだ。
またもや刑務所内で暴動事件が発生し、ビルと計理士のドワイドが現場へ駆けつけると、看守が囚人によって刺されていた。
ビルが所長を務める刑務所では、暴動数・医療費・離職率が全米一となってしまい、この状況が改善されなければ解雇する、と最終通告を受けてしまうのだった。
そんな中、ドワイドが悪夢のような提案をする。
映画ムカデ人間2を参考とし、囚人たちの口と肛門を繋げようという提案だ。
抑止力にもなり、食費も一人分で済むと考えたのだ。
所長であるビルはドワイドの提案に反対したが、ムカデ人間シリーズの監督であるトム・シックスが刑務所を訪れたことで心変わりする。
監督であるトム・シックスは、手術を見せるという条件のもと、アイディアの使用を許可するのだった。

監督:トム・シックス
制作年:2015年
制作国:オランダ・イギリス

ムカデ人間3の評価(感想・レビュー・口コミ)

校門と口をつないでムカデ人間をつくるという発想がエグイというか凄いなと思いました。そういう発想が面白いと思える方、そして超ブラックコメディと言っていいのかわかりませんが、マニアックな人にはたまらない映画だと思います。ホラー映画とは一言でいえないし、普通のコメディという笑える感じではないけど、シリアス感はまったくないといっていいほどの映画だと思います。監督自ら出演するなど、ちょっと現実的であってエキセントリックなコントのような場面も笑いを誘いますね。でもひとりひとりの演技が渋いけどひかるものがあり、表現の仕方や動きなどが面白いと思いました。女性が観るにはちょっときれいな感じではないので、グロテスクで下ネタ的な表現が苦手な人は無理かなと思いますが、違う面から観ると面白さがあるのかと思います。こういう発想をよく考えたなぁ、ここでこうくるのか!と思わせるシーンが多々あるので、それを楽しみながら観られる人なら大丈夫かなと思います。
(31歳・女性)

今回はムカデ人間2より大規模になっただけじゃなく、構造も変わっています。前回までは、ひざ関節の安定性を保つ靭帯を切断し、前歯と犬歯を取り除いて、唇は皮膚と粘膜の境界で切除。そして顎から頬までV字に切り込まれて前の者の肛門へと繋がれるというやり方でムカデ人間を作りました。
しかし、今回は、囚人たちは刑期満了と共に出所するので、彼らの損傷を少しでも無くすため、ドワイトは上記のような長期間にわたる改造を必要としない方法を考えます。
それは薬を使って体を麻痺させて、口を開いたままの状態にし、さらにはレザーストラップを口頭部分に付着させるというものです。
この映画は、観る人によってはホラー映画で、もしくはサスペンス、恐怖映画といろいろ捉え方、観かたがありますが個人的にはホラーとサスペンスが足されたホラーサスペンスで落ち着くのではないでしょうか。非現実的なムカデ人間をそもそも作り出そうとする発想と映画化にするまではおそらくSF的なイメージがあり、期待をしていたのですが、いざ観てみるとホラー色が強すぎますね。もう少し、ホラー色を抑えてほしかったです。
(19歳・男性)

デイジーがムカデの仲間入りした場面は印象に残っています。周囲から見えないように手術現場へ運んでいたので、所長から受けた今迄の仕打ちに対する仕返しの意味もあるのかなと思いました。ヒロイン的な扱いが台無しになっていったため複雑な気分でした。

500人がムカデ状態となっている場面は、圧巻だと感じたせいか言葉が出ませんでした。しかも、所長はその状態を効率的だと知事に説明していました。この部分は話が常軌を逸していたので記憶に残っています。
食費の節約につながる、囚人の更生費用の負担が軽減できるなどの話は、強引過ぎたので笑ってしまいました。囚人の更生が難しいと考えるのは分かりますが、ムカデにする必要はなかった気がします。

ラスト直前で、我が国に必要なことだと知事が突然言い出す場面があります。内容的に笑いの要素を含んでいたため、初めて見た時は大爆笑しました。笑った後、知事を別の人に変えた方が良いと言いたくなりました。
(18歳・女性)

考えられないテーマという点は置いといて、まず、刑務所関係の人間の思考や刑務所の入る人間の性質を知らないものには受け入れがたいと思う。
逆にいえば、刑務所内のことを知るものにとっては、なんてことないことかもしれない。
まず、発想がすごいですが、所長とドクターの会話がエキセントリックです。一種のブラックジャックのような漫画的視点でみると面白いですよ。
ムカデのようにつなげてしまえは、口は一つで排泄も一箇所で済むという発想に驚かされます。
これを歴史的に置き換えると、ナチスドイツなどの政策にも通じるような気がして驚異的ですが、日本にもこの風潮はあるので目を背ける必要性はないと思われます。
例えば囚人いじめが大好きという場面。要するに囚人たちは相応の悪事を働いているから、いじめられる立場でもおかしくないという発想です。
これは日本の警察官にも見られる光景です。ちょっと視点をかえると、あるあるというテーマが発見できて面白い。
(40歳・男性)

ムカデ人間3を見て私が好きだと思った点はこの映画はそれまでに公開されたムカデ人間シリーズとは一気にその雰囲気を変えた点で良いと思いました。
ムカデ人間1とムカデ人間2はそれまで怖さを重視している映画でした。

ですが、ここに来て一気にコメディ色を強くした映画にしました。確かに相変わらず主人公達がぶっ飛んでいて
ムカデ人間を作る事に異様な執念を持っています。

その点は1と2に共通しています。ですが、それまでと明らかに違うと感じたのはどこかというと
それは明らかにホラー路線からコメディ路線に路線変更した作品です。

なので相変わらずエログロがありますがかなり不気味な表現は緩和されていて
怖さというよりはもうある種のギャグ映画になっていました。

それを良しとしない人もいるかと思いますが、ムカデ人間3で信じられない数の囚人を使って
繋げてムカデ人間にするというのはここまでくるともう笑うしかなかったです。

ですからそれまであった暗い感じがムカデ人間3でなくなってかなり見やすい感じの映画になったという点では
良いと思いました。
(39歳・女性)

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