ムカデ人間2のあらすじ
幼い頃から父親に性的虐待をされてきた不気味な中年男マーティンは地下駐車場で警備員として働いている。
マーティンの母親は、夫が息子への性的虐待で刑務所に入れられたことに腹を立て、息子を逆恨みしていた。
マーティンは勤務中にムカデ人間のDVDに見入り、ムカデ人間の創造を夢想していた。
そんな思いが抑えられなくなってしまったマーティンは、人を次から次へと拉致し、倉庫に監禁した。
銃で撃ち、頭部を強打し、意識を失わせる、それが拉致の方法だった。
さらには、映画ムカデ人間に登場する女優のアシュリン・イェニーをオーディションだと偽って誘い出し、誘拐。
ムカデ人間を作るという計画は順調に進行していたが、ムカデ人間について書かれた計画書を母親に見られてしまい、母親から激しく罵られ、ペットであるムカデを処分されてしまう。
そんな母親に対して激昂したマーティンは母親を殺害してしまった。
夢想してきたムカデ人間を作るべく、拉致や誘拐してきた肉体を切り刻み、自分だけのムカデ人間を作り出すのだった。
監督:トム・シックス
制作年:2011年
制作国:オランダ・イギリス
ムカデ人間2の評価(感想・レビュー・口コミ)
ムカデ人間2を観た時、内容の凄さからびっくりしましたが、過激な映画を観たい人には向いていると思います。
人をムカデにしたいという、主人公の変質的な思想があり、それを実現するため色々な罪を犯していきますが、結末を観てホッとする映画です。
その結末を言ってしまうと、これからムカデ人間2を観る人に悪いので、特に印象に残るシーンの感想を紹介したいと思います。
ストーリーには、恐怖と過激さが組み込まれていて、普通の恐怖映画に飽きた人にはおすすめできます。
特に、ムカデ人間を作った描写はグロさもかなり凄く驚きを感じますが、非現実的な世界を観た感覚になります。
主人公は、ムカデ人間にした人達に対し色々な行為をしますが、その際の細かい演出が更に恐怖心を強くしていて、誘拐された妊婦の人が逃げるシーンに関しては、複雑な怖さや可哀想という気持ちが湧き、今迄観たホラー映画には無い感想を持ちました。
内容が刺激的なため、大人専用の映画だと思いますが、面白い映画でもありました。
(27歳・男性)
この映画はたまたま暇だったでみたのですが主人公からしてグロイです。精神的疾患なのか見た目も小太りで目もいってしまっている感じてした。
自分に対する母親の虐待に切れ、結局殺してしまう姿が少し気持ち悪くなつてしまいました。最初ムカデ人間の意味が分からなくフライという映画のように徐々に変身でもするかと思いましたが映画を見て納得しました。あ~つなげていくのね・・・・・と
拉致等を繰り返し、生きている人をパーツに見立ててつなげていくシーンは正直、観ていられませんでした。
意外に笑ってしまったのは人間をつなげてく際、ホッチキスでバチバチとつなげていくというシーンです。ホッチキスかよ?と・・・
日本では絶対に18禁の映画だと思います。映画の内容からしてもとても子供には見せられないですね。レイプシーン、出産?などもありますので・・
3まで続いているということは人気が高いんだろうなと思ってみてましたが内容は微妙です。グロイ映画が見たい方にはお勧めです。
(24歳・女性)
主人公の主治医の話は面白かったので爆笑させて頂きました。ムカデに関する解釈が想定外な内容だったからです。話を聞きながら、それはないと何度もツッコミを入れてしまいました。ただ、母親のムカデの話ばかりという点については、子のことを思っての発言なので納得できました。子供がムカデをペットにして可愛がっているので、不安に感じるのもよく分かります。
10人のムカデ人間が完成した所は、シュールな光景だったせいか言葉が出なかったです。その後、食事として缶詰を置いた主人公でしたが、女優はそれを拒絶しました。私も同じ状態にさせられたら、女優と同じことをするように感じます。
ここの場面は、人間としての尊厳の大切さを見ることで学べた気がします。
最後まで見ると、主人公が行っていた行為が全てなかったことにされていたので拍子抜けしました。と同時に、こういう終わり方で良かったと安堵しました。
賛否両論がありそうなエンド風景ですが、こういう終わり方も悪くないと思います。
(30歳・男性)
モノクロの映像がよりインパクト。主人公の生い立ちの悲劇を思うと、歪んだ欲望に至るのかと納得するわけではない。でも、よく世間を騒がせる殺人、中でも狂気殺人に及び人はとにかく誰でもいいから殺したい、というこの映画のような心境や背景にある人も多いように思える。
だから、ムカデ人間を作りたい。そのために誰でもいいから気に入らない人は殺したいという主人公の心理もありえなくないと思う。
ここまでの趣味、嗜好、欲望に至る事情がなんであるのかという点に着目して見て欲しい。
映像のエグさはもちろんのこと、主人公の妄想壁を中心にして描いている。見どころというか、怖いところといえば、一人一人の殺人の方法を描いているところ。
全ムカデの足は12本必要になるので、12人の体が必要になる。周囲の人の誰でもいいから、気にくわない人をピックアップしていくという方法がまさに、無差別殺人の発想で怖い。ムカデを見ながら性欲を満たすという意味不明な光景もまた理解できないのだ。
(19歳・女性)
ムカデ人間2を見て私が良いと思った点はこの主人公の存在感が凄すぎる点です。
まさに変態映画の主人公という感じで見ていて妙なリアルさがあった点です。
これが普通にイケメンで人間を繋げてムカデ人間にしようとしていたら
違和感しかない映画になっていたと思います。
ですが、このムカデ人間2の主人公は自分の容姿を完全に活かして変態性を必要以上に
表現できていると思いました。なのでそういう意味ではムカデ人間2は主人公の異様さと
変態性を上手く表現できているという点ですごいと思いました。
またこのムカデ人間2を見てすごいと思ったのがこの内容があまりにグロくて
カラーで表現できずに全編白黒になっているのが凄いと思いました。
まさか近年の映画で全編白黒の映画を見るとは思ってなかっただけにすごく新鮮でした。
確かに映画の内容からすれば白黒にしないといけないというのはあったと思います。
ですがそれが良い意味で映画に不気味さと怖さを演出できたと思います。
そして主人公の気持ち悪さも演出できたと思います。
(18歳・男性)