現在第2節を終了し熱い戦いが繰り広げられているプレミアリーグ。開幕戦ではチェルシーがバーンリー相手に2-3で負けるなど早くも波乱の展開が起きており、目が離せません。
また各チームの中心選手がプレッシャーなどどこ吹く風と言わんばかりに早くも結果を出してチームを勝利に導いています。本日はそんなスター選手の中でも注目すべき選手を7人ご紹介したいと思いますので、ぜひ観戦のときの注目ポイントにしてくださいね!
目次
プレミアで絶対に注目すべき7人の選手
1人目 ロメル・ルカク
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マンチェスターユナイテッドに所属するロメル・ルカク。ポジションはフォワードで現在24才、ベルギー代表の選手です。
ルカクは若い頃から結果を残し注目されていて、なんと16歳10カ月でベルギーリーグのアンデルレヒトで得点王に輝きました。その後チェルシーに移籍しましたが出場機会が限られたためウェスト・ブロムウィッチやエバートンにレンタル移籍します。
そのレンタルの移籍先では毎シーズン2桁得点を決めてエバートンに完全移籍。3シーズンでリーグ戦109試合52得点と大活躍しマンチェスターユナイテッドに移籍金7500万ポンド(約110億円)でこの夏引き抜かれました。
ルカクの特徴は何と言っても190cm、93kgの強靭なフィジカルとスピードを生かしたカウンターでのドリブル突破でしょう。敵をなぎ倒しながらスピードを保持しゴールを決めるプレースタイルは相手チームにとっては非常に脅威です。。
また相手選手が密集する場面でも巨体に似合わず繊細なタッチで相手をかわしていくこともでき、両親がコンゴ民主共和国出身であるという彼の身体能力をうかがい知ることができます。
今季、マンチェスターユナイテッドでは第2節終了してすでに3得点を決めているルカク。ビッグクラブのプレッシャーの中でプレーするとどうなるか、という疑問符などすでに当てはまらないことを証明していますので、今シーズンも活躍間違いなしの注目選手です。
2人目 ポール・ポグバ
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ルカクと同じマンチェスターユナイテッド所属のポール・ポグバ。ポジションはミッドフィルダーで現在24才、フランス代表の選手です。
もともとマンチェスターユナイテッドの下部組織出身でしたが、契約更新せずに2012年8月フリーでユベントスに移籍します。そのユベントスに4年間在籍しリーグ戦124試合28得点でチームの4連覇に貢献。また在籍時の監督であったイタリア人の監督であるコンテやアッレグリから絶大な信頼を得ていました。
そして去年の夏、当時の移籍金最高額である136億円でユナイテッドに移籍。現在モウリーニョの指揮で息を吹き返しているマンチェスターユナイテッドの中で欠かせない存在にまで成長しました。昨シーズンはヨーロッパリーグのタイトルも獲得しており、決勝では1ゴールを決めるなど結果を残しています。
そんなポグバの特徴は柔らかいタッチや身長191cmで手足の長い体型を生かしたボールキープです。非常にテクニックが高く足元の技術は世界的にもトップレベル。それだけではなく長短を使い分けたパスや正確で強烈なミドルシュート、中盤ならどこでもできる戦術眼など、どれをとっても一級品です。
今シーズンもすでに調子を上げていて、開幕から2連勝のマンチェスターユナイテッドを支えています。モウリーニョ監督の2年目を迎え今シーズン、チームはどのような成績になるか、ポグバ次第といっても過言ではありません。
3人目 アレクシス・サンチェス
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アーセナルに所属するアレクシス・サンチェス。フォワードであり2列目もこなすことができるアタッカーで現在28才、チリ代表の選手です。
サンチェスはイタリアのウディネーゼで活躍し2011年、バルセロナに移籍。激しいポジション争いの中で結果を残し3年間でリーグ戦88試合に出場39得点をあげてリーグタイトルやクラブワールドカップのタイトル獲得に貢献します。
その後2014年にアーセナルに移籍すると、3シーズンで公式戦通算143試合に出場し71得点を決めチームの絶対的なエースになります。
そんなサンチェスの特徴はディフェンスの裏を狙い飛び出しゴールを決めたり、サイドからカットインやチャンスメイクをすることです。168cmと小柄ながら身体能力に優れているため、大柄で格闘家のような筋肉を持っているディフェンダーに対しても、力でぶつかるのではなく一瞬のスピードで置き去りにする場面が多々あります。
また守備もサボらず相手ボールの際は積極的にプレスをかけに行きチームを助けることを苦としません。絶対的な存在にも関わらず献身的に働くプレイヤーなのでどんな監督の下でも活躍できるのだと思います。
今季、アーセナルが上位に行くにはやはりサンチェスの活躍が必要不可欠ですのでチームに残ってもらい大活躍を期待したいですね。
4人目 エデン・アザール
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チェルシーに所属するエデン・アザール。左サイドのアタッカーで現在26才、ベルギー代表の選手です。
フランスのリールで2年連続リーグMVPとなった後、移籍金3200万ポンド (約39億円) でチェルシーに移籍。以降は不動のレギュラーで、中でも2014~2015シーズンはリーグ戦37試合に出場し14得点8アシストを記録しクラブの5年ぶりのリーグ優勝に貢献し個人賞も総なめにするなどの大活躍をしました。
一時期スランプがありましたが、昨シーズンにコンテ監督が就任するとまた以前のようなプレーを見せて、独走したチームの中で大車輪の働きをし、その能力の高さを確固たるものにします。
アザールの特徴はなんといっても左サイドからのカットインでしょう。ディフェンダーが容易に足を出せないような細かいタッチのドリブルで、相手を置き去りにしてゴールを決めます。
また味方とのワンツーやダイレクトプレーなども見られ、スペースがあればドリブル、なくても味方と連携し相手を崩していく柔軟なプレースタイルも特徴です。ただやはりカウンター時でのプレーが非常に脅威なので、その攻撃が主体のチェルシーで抜群の存在感を発揮しています。
今シーズンは、右足首骨折で6月に手術を受けた影響でまだ出場はありませんが、9月には復帰する予定ということです。チェルシーには必要不可欠な選手ですので、復帰してからの活躍でチームを連覇に導けられるか注目せざるを得ません。
5人目 ケヴィン・デ・ブライネ
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マンチェスター・シティに所属するケヴィン・デ・ブライネ。ポジションはミッドフィルダーの”2列目”でプレーすることが多く、26才でベルギー代表の選手です。
現在シティに在籍していますが、2012~2014の2年間は同じプレミアリーグのチェルシーにいたことがあります。しかし当時の監督であるモウリーニョとうまくいかず、レンタル移籍や出番をつかめない時期がありました。
その後移籍したドイツのヴォルフスブルクでは34試合に出場し10得点20アシストと大活躍し年間最優秀選手賞を受賞します。チームも年間順位で2位になるなど本来の実力を発揮しました。
そこから2015年8月、5500万ポンド(103億円)でマンチェスターシティに移籍。すると見事に結果を残し続け、2シーズンでリーグ戦60試合13得点とシティの絶対的な選手に成長し、もはやチームに欠かせません。
デ・ブライネの特徴はやはり正確なキックでしょう。状況に応じたキックのモーションで味方に合わせるクロスやパスは得点に直結します。その証拠にアシストが多く、前述したヴォルフスブルクでの20アシスト、また昨シーズンシティで16アシストを決めクラブ新記録を達成しました。
それだけでなく視野の広さや動き出しにも注目です。まるで上から見ているかのようにピッチを把握し、スペースを狙う動きや見方を生かすプレーなどゲームメイクもできます。
今シーズンのマンチェスター・シティでもグァルディオラ監督の重要なピースとなることは間違いなく、チームを勝利に導くプレーを見たいですね。
6人目 サディオ・マネ
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リバプールに所属するサディオ・マネ。サイドを得意とするアタッカーで現在25才、セネガル代表の選手です。
マネはオーストリアのザルツブルグで活躍しサウサンプトンを経て2016年6月、リバプールに移籍します。加入した直後の昨シーズンはリーグ戦で13得点を挙げチームの年間最優秀賞に選出されただけでなく、プレミアリーグの年間ベストイレブンに選ばれました。
また昨季活躍しただけでなく、2012年オーストリアのザルツブルグに所属してから毎シーズン、コンスタントに結果を残しており、プレミアリーグに移籍してからは3シーズン連続で2桁得点を記録しています。そのため現リバプールの監督であるクロップはドルトムントで指揮していた頃からサネに目をつけていたというほど評価しており、現在でも非常に信頼している様子がうかがえますね。
注目はセネガルでのストリートサッカーで身につけた、相手に触らせない位置にボールを置きながらスピードを生かし抜いていくドリブルです。加速力や瞬発力がありかつ非常にテクニックが高いため、一人で持ち込んでゴールを決めることもあります。また利き足は右足ですが、左右両足を遜色なく使えて、パスやシュートも精度が高いです。
今シーズンはすでに2得点とチームを牽引する働きを見せていますし、リバプールが上位に食い込めるか、マネの活躍に期待です。
7人目 ウェイン・ルーニー
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エバートンに所属するウェイン・ルーニー。現在31才でミッドフィルダーからフォワードまでこなせるイングランド史上最高と称されている選手です。
ルーニーはエバートンの下部組織で育ち、早くからトップチームでデビューすると16歳と342日でゴールして当時のプレミアリーグ最年少記録を更新します。それから2004年にマンチェスターユナイテッドに移籍し、プレミアリーグ通算435試合に出場し193得点を挙げるなど伝説的な選手となりました。
そして数々のタイトルや栄誉を獲得します。昨シーズンの1月にはストーク・シティ戦でクラブ通算250ゴール目を決めて、ボビー・チャールトンの持つクラブ歴代最多得点記録である249ゴールを更新しました。
この選手の特徴としては全てが高いレベルにあるということでしょう。豪快なミドルシュートや容易にはボールを失わないボディバランス、キープ力、ポジショニングなど良いところをあげればキリがないほど素晴らしい選手です。
また戦術理解力に優れているため、中盤からトップまでならポジションはどこでもできるという器用さも持ち合わせています。さらにエゴイストではなく味方を生かすプレーも得意でイングランドのファンからは非常に愛されているのも納得ですね。
今シーズンはエバートンで2得点決めており、すでにチームの中心となっています。先日イングランド代表からの引退を発表しましたが、エバートンではまだまだレジェンドのプレーが見られますので要注目の選手です。
最後に
以上、7人のプレミアリーグ注目選手をご紹介しましたが、この選手達に共通することは全員数字が残せるということでしょう。
得点やアシストなどで目に見える結果を残し、チームを勝利に導けるプレイヤーばかりです。マークが厳しく、激しいタックルなどをしてくるイングランドではフィジカルやテクニックがずば抜けていないと活躍できませんので、ご紹介した選手がいかにすごいかわかると思います。
またシーズンを通して見ればより凄さがわかりますので、ぜひこの選手達に注目しながらプレミアリーグを観戦してみてください。