大手VOD(ビデオオンデマンドサービス)のなかでも、Huluと並んで多くの動画コンテンツを配信しているNetflix。
特に海外ドラマに関しては随一ともいえる配信数を誇っていますが、なかでも注目したいのが、Netflixのオリジナルコンテンツです。
ただ良作揃いというだけでなく、映画賞を受賞するなど実力派が揃っていることでも話題になっており、オリジナルと侮れない強力なコンテンツとなっています。
ネットフリックスのおすすめ海外ドラマ5選!
今回はたくさんあるNetflix作品のなかでも、特に観ておきたい海外ドラマを5作紹介します。オススメの作品5作を厳選してお届けしますよ。
『ハウス・オブ・ガード』
<あらすじ>
アメリカの下院委員で野心家のフランクは、かねてよりホワイトハウスに入ることを熱望していた。そのために、大統領候補ウォーカーを支援し、ウォーカーが大統領として当選した暁には国務長官の座につけることを約束されていた。
しかし、大統領の座についたウォーカーは約束を反故にし、国務長官の候補として上院議員のカーンを推挙する。裏切られたフランクは怒りに燃え、キャリアウーマンの妻・クレアと共に、ウォーカーの失脚と、自身らのホワイトハウス入りのために動き出す。
ホワイトハウスのためなら、人を利用することをいとわない非情なフランクとクレアの野望が成就する日は来るのか。
<見どころ>
『エイリアン3』『ソーシャル・ネットワーク』で知られるデヴェット・フィンチャー監督作品。Netflix初のオリジナルコンテンツでありながら、100億円以上の制作費をかけている超大作です。
その力の入れ具合に違わない高い評価を受けており、エミー賞やゴールデングローブ賞といった名だたる賞を総ナメにしています。
政治劇でありながら爽快感があり、その伏線、演出、人間ドラマの完成度たるや、ドラマの枠を超えた面白さを放っていると評判です。全世界の政治家にも愛好者が多いという噂があるほど、リアルな政治劇は注目ですよ。
『フラーハウス』
<あらすじ>
シングルファザーのダニー、亡くなったダニーの妻の弟でミュージシャンのジェシー、ダニーの親友でコメディアンのジョーイという三人の父親によって育てられていた三人の娘、D.J.、ステファニー(ステフ)、ミシェル。三姉妹はそれぞれ大人になって、親元を離れて生活していた。
三姉妹の長女、D.J.は三人の息子の母親になっていたが、夫に先立たれ、子供と共に父ダニーのいるサンフランシスコのタナー家へ戻ってくることに。
しかし、その一年後にダニーたちはL.Aへ引っ越すことになり、D.J.はまた一人で子供たちを育てることになってしまう。
そこに、D.J.は妹でありミュージシャンであるステフと、“足が臭い”でお馴染み親友のキミーの力を借り、母親三人、子供三人(+キミーの娘)で共同生活を送ることになるのだった。
<見どころ>
日本でも大人気だった伝説的ファミリーコメディドラマ・フルハウスの続編であるフラーハウス。キャストも子役時代がそのまま続投しているなど、ファン感涙の物語となっています(「ジェシーおいたん」でお馴染みミシェル役の双子・オルセン姉妹が俳優業を引退しているのがちょっと残念)。
もちろん、笑いどころたっぷりのフルハウス節は健在。三人の母親たちは子育てに悪戦苦闘しながらも、ユーモア溢れる毎日を送っています。ところどころ、感動できたり、人生訓になったりする深い話があるのも、フルハウスらしさ全開です。
フルハウスを観たことがある人も、今まで観たことがなかった人にも、フラーハウスはオススメとなっています。
『デアデビル』
<あらすじ>
子供のころに放射性廃棄物を浴びて両目の視力を失った男、マット・マードック。マットの父は、視力のハンディを背負った息子のために、熱心に教育し、必死に生計を立てていたが、ふとしたことでギャングに目をつけられ殺されてしまう。
父を殺した犯人を追い詰めるべく弁護士となったマットだったが、法の裏をかくギャングには法の裁きを与えられないと知る。
弁護士としての無力を悟ったマットは、失った視力のかわりに、研ぎ澄まされた感覚“レーダーセンス”を頼りに、ヒーロー“デアデビル”となる。唯一無二の戦い方を得た孤高のヒーローは、ニューヨーク・ヘルズキッチンを舞台に、悪を裁くことになるのだった。
<見どころ>
“Netflixでもっとも観るべき作品”として挙げられているのが本作。過去二回映画化されていますが、連続ドラマになったのは今回が初です。ちなみに、『デアデビル』とは命知らずという意味を持ちます。
大手批評サイトでもほぼ満点を叩きだすなど、海外で高い評価を得ていましたが、日本でも配信されるやいなやマーベルファンを中心に人気が爆発。
他のマーベル作品の正統派ヒーローと異なり、法で裁けない悪を夜に討つ、『必殺仕置人』のようなダークヒーロー的な立ち位置が、独特のクールな魅力を放っています。他のマーベルヒーローとの絡みも多いヒーローでもあり、今後の展開に期待が寄せられています。
『ブレイキングバット』
<あらすじ>
平凡な高校の化学教師ウォルターは、冴えない人生を送っていたが、ある日、自分が肺がんで余命わずかであることを知ってしまう。妊娠中の妻、脳性まひを患っている息子の未来を憂い、絶望するウォルター。
そんな折、元教え子のジェシーから、覚せい剤の精製に協力するよう持ちかけられる。ウォルターは、肺がんの治療費を稼ぐため、そして自分の死後の家族の生活を守るため、仕方なく覚せい剤の製造に手を染めるようになる。
ついに純度99%の覚せい剤「ブルーメス」の製造に成功するウォルターだったが、製造だけで済むことはなく、覚せい剤を取り仕切る裏社会に、否応なしに足を踏み込むことになるのだった。
<見どころ>
映画・映像界の華々しい各賞を総ナメにした本作。特にラストとなるシーズン5は、批評サイトでもっとも評価されたドラマとして、ギネス世界記録として認定されたほどです。
特に絶賛されているのは、主役のウォルター演じるブライアン・クランストンの演技力。覚せい剤の製造に携わりながらも、家族のためを想う、悪人になりきれないウォルターの悲哀を見事に演じ切り、ゴールデングローブ賞のベスト男優賞を四度も受賞しています。
世界中の著名人から絶賛された本作、Netflixに加入している方は、ぜひとも観て欲しい作品となっています。
『13の理由』
<あらすじ>
女子高校生・ハンナが自殺した。その訃報から2週間後、ハンナのアルバイト仲間だったクレイの元に、死んだはずのハンナから7本のカセットテープが入った荷物が届く。
カセットテープにはハンナの肉声で、「自分がなぜ自殺したのか」「自分の死の理由に関わった人々の元にカセットテープが渡るように」とメッセージが入っていた。
クレイはカセットテープに導かれるまま、地図を頼りに、ハンナの死の理由となった人々を巡る。7枚のカセットの裏表に隠された13のエピソード。その全てを追ったとき、ハンナが死を選んだ理由と、その苦悩が明かされることになる。
<見どころ>
アメリカのティーンエイジャーの苦悩を描いた衝撃作。なぜ一人の少女が死に至ったのか、13話をかけて延々と追っていく内容となっています。
ハンナの死の背景に、浮き彫りになるDV、SNSによる拡散などといった社会問題。そのセンセーショナルな内容が人気を博し、2017年のNetflixでもっとも観られたドラマ作品に輝きました。
そして、ハンナを好きだったクレイがなぜ、「ハンナが死を選ぶ理由」になったのか。全てが明かされたとき、切なさでいっぱいになります。
観た人の心にずっしりと染みる一作。いかにも海外ドラマという派手さはないぶん、そのじっしりとした重さを味わえる名作となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Netflixで配信されている海外ドラマは、名作揃いで、選ぶのが難しくなるほどでした。特に、オリジナルコンテンツはオリジナリティもさることながら、完成度が高いものばかりです。