「dTV」とは、NTTドコモが提供しているオンライン動画配信サービスのことです。手頃な料金で映画やドラマなどさまざまな映像作品を視聴することができ、非常に人気があります。
dTVが独自で制作しているコンテンツもあり、作品数や会員数は多くのオンライン動画配信サービスの中でもトップクラス。ドコモ会員でない人でも利用可能なので、興味のある人はぜひ利用してみてはいかがでしょう。
こちらでは、dTVの利用登録や視聴についての注意点、活用法などについて詳しくご紹介しています。
1.dTV登録
1.1 dTVの登録方法とは
dTVでは、利用登録時に無料期間を設けていて、一定期間無料で全サービスを利用することができます。なお、通常無料期間は7日間となっていますが、キャンペーン期間だと31日間無料で利用できるので、キャンペーンを見逃さずに利用登録をおこなうのがポイントですね。
登録においては、無料期間のみの利用であってもクレジットカード情報の入力が必要となります。インターネットに接続されているスマホやパソコンと、クレジットカードを用意してください。
ちなみに、dTVの利用については「dアカウント」を取得している必要があります。ここでは、dTVの利用登録と合わせて、dアカウントの登録についてもご案内していきますね。
1.2 dアカウントの登録
まずは、dTVの公式ページにアクセスし、「無料お試しはこちら」をクリックしましょう。クリックすると「dアカウントをお持ちの方」と、「dアカウントをお持ちでない方」という画面に変わります。
「dアカウント」とは、ドコモのサービスを利用するにあたって必要なアカウントで、2015年の冬頃までは、「docomoID」という名称でした。通常ドコモユーザーであれば取得していると思われますが、ドコモユーザーではない人は、dアカウントを登録しましょう。
ちなみにdアカウントは入会金や年会費は無料ですので、新たに有料のサービスを使用しない限り、費用が発生することはありません。
「dアカウントをお持ちの方」に進むと、ログイン画面が表示されますので、ログインしてください。「dアカウントをお持ちでない方」をクリックすると、dアカウントの発行画面に進みます。
アカウントを持っていない人はドコモ回線を持っていないと思われますので、表示されているSNSなどの情報を利用して登録すると、スムーズに当ロック処理が進みます。必要情報を入力する画面が表示されたら、該当の情報を入力し、利用規約を確認した上で同意をクリックしてアカウント発行処理は完了です。
「次に進む」をクリックすると、dTVの登録画面に進みます。ニックネームなどを入力する項目がありますので、必要事項をそれぞれ入力し、登録ボタンを押したらdアカウントの登録完了です。
1.3 dTVの利用登録
「戻る」をクリックすると、いよいよdTVの登録画面に進みます。利用規約と注意事項の部分にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。メールマガジンの送付を希望しない場合は、「送信しない」を選択しましょう。
次の画面では、クレジットカード情報の入力をおこないます。注意事項に目を通した上で、問題なければ「手続きを完了する」をクリックして、利用登録の完了です。
1.4 dTV登録の注意点
dTVの利用にはいくつかの注意点があります。例えば月末の5月31日に利用登録をおこなった場合、手続きの完了が6月1日になることがあるでしょう。
しかし、手続き完了が6月1日でも、無料期間が31日だった場合、6月30日と1日早まってしまうことがありますので、無料期間のみの利用に抑えたい人は注意が必要です。完全に無料期間のみの利用としたいのであれば、早めに解約処理をおこなうことをオススメします。
また、決済方法については、クレジットカードか、ドコモの携帯料金との合算しか選ぶことができません。「auかんたん決済」や、「ソフトバンクまとめて支払い」などの決済方法は利用できないので、ドコモユーザーでなく、クレジットカードも持っていないという人は利用できないということになります。
なお、パソコンからの利用であればブラウザで視聴を楽しむことができますが、スマホやタブレットから利用する場合は、dTVのアプリをインストールする必要があります。アプリはドコモのスマホでなくてもインストールが可能ですので、それぞれのアプリ検索ツールから検索し、インストールをおこなってください。
2.dTV料金
2.1 dTVの料金プランとは
dTVは、料金プランを1種類しか用意していません。月額540円で、多くの映画やドラマ、映像コンテンツが見放題というプランになります。ただし、すべての作品を540円で視聴できるのかというとそうではなく、新作は追加料金を支払わないと視聴できません。
新作の料金については、時期や人気の度合いによって変わります。1作品だいたい150円〜500円です。映画の場合は1作品いくら、という追加料金の設定ですが、ドラマの場合は1話ごとに追加料金がかかります。
ドラマだと、特に海外ドラマは1シーズン20話ほどあるので、一番安価な150円だった場合でも、20話視聴すると3,000円かかります。プラス月額費用がかかってきますので、新作を中心に見ているとかなりの費用がかかってしまうことは覚えておいたほうがよいでしょう。
とはいえ、レンタルビデオ店でDVDを借りるよりも安価な費用で視聴できる新作が多いので、映画が好き、新作が好きという人はお得に利用できるサービスだと思います。
2.2 dTVの課金開始時期について
dTVの課金開始時期は、「いつから」と決まっているのではなく、それぞれが利用登録をした時期によって決まります。
例えば、利用登録をしたのが4月1日であれば、7日間の無料期間を経て8日から課金が開始されます。キャンペーンで31日間の無料期間がある場合は、5月2日から課金が開始される、という具合です。
このため、いつ利用登録をしても、損してしまうということはありません。「登録初月は無料」の場合は、1日に利用登録をしたほうがお得ですが、いつでも利用開始からカウントされますので、利用したいと思った日に登録をしてください。
3.dTVラインアップ
3.1dTVラインアップ 恋愛映画編
潔く柔く(きよくやわく)
長澤まさみさん、岡田将生さんが主演のこちらの映画は、dTVの配信している恋愛映画の中でも人気がある作品です。漫画が原作となっていて、人気漫画家である「いくえみ綾」さんの作品「潔く柔く」を映画化しています。
高校一年生の主人公が花火大会の夜にクラスメイトから告白され、しかし同じ日に主人公が片思いしていた幼馴染みの男子が事故死しています。それから恋愛できなくなってしまった主人公は恋ができないまま時を重ね、8年後に似た境遇を経験した男性と出会い、恋心が芽生えていきます。
イニシエーション・ラブ
松田翔太さんと前田敦子さんが主演の恋愛映画。人気作家乾くるみさんの作品を映画化しています。
遠距離恋愛をしていた2人でしたが、ある女性の出現によって男性の心が揺らいでいきます。男性の出会いと別れを描いた心引き込まれる作品です。
3.2 dTVで見られる話題の最新作品
・探偵はBARにいる
人気マンガシリーズ「探偵はBARにいるシリーズ」の映画化第3弾。大泉洋さんと松田龍平さんのコンビネーションが素晴らしいこちらの作品は、dTVで新作として配信されています。バラエティに出ている大泉洋さんとは全く違う雰囲気に、きっと驚くことでしょう。
標準画質で400円、高画質で500円です。大画面で視聴したいという人は、高画質のほうが映画をより楽しめると思います。
・DESTINY 鎌倉ものがたり
こちらも人気漫画の映画化シリーズ。西岸良平先生の「鎌倉ものがたり」を映画化しています。
さまざまな霊が混在する鎌倉に嫁いできた主人公。主人公の周りで起こる殺人事件の捜査を依頼されるも、何やらその犯人は人間ではないようなのです。何よりも家族で楽しめる映画で、宇多田ヒカルさんの主題歌にもジーンときます。
こちらの作品も、標準画質で400円、高画質が500円で視聴できます。
・テッド2
dTVは邦画だけではありません。レンタルショップに比べると、新作ラインアップまでに時間がかかりますが、洋画もあります。テッド2は、可愛い見た目に反して、中身が下品な中年のおじさんテディベアが主人公のコメディです。
実際にはありえない設定であり、テディベアが話すということからも、子供向け映画と思われてしまいそうですが、内容はなかなかぶっ飛んでいて、とても子供に見せられないようなシーンもたくさんあります。たまにはスカッとした作品を見たいという方にオススメの一本です。
3.3 用途に合わせた作品の見つけ方
dTVで映画やドラマを観たいという人は、できれば月額費用の540円のみで抑えたいという人と、追加料金を支払ってもいいので、話題作や新作をたくさん観たいという人に分かれると思います。
ここでご紹介した作品はほんの少しですが、dTVには実にたくさんの作品がありますので、一度に検索をするといろいろな作品が混ざってしまうことも。
dTVのアプリや公式ページでは、作品をまとめてチェックできるコンテンツがあります。そちらでいろいろな作品が紹介されているのですが、新作は観ないので見放題の作品のみチェックしたいという人は、右上にある「見放題」をクリックし、チェックが入った状態にすると、見放題の作品しか表示されません。
新作も含めて作品をチェックしたい場合は、もう一度クリックすると「見放題」のチェックが外れます。その状態では、新作も含めた作品を確認することが可能です。
表示順序についても、人気順や配信日順で切り替えることができるので、用途に合わせて表示を切り替えて活用してください。
4.dTVテレビ
4.1 dTVをテレビで視聴するには
dTVをテレビで視聴する方法は、実はたくさんあります。
まずは、dTVをテレビで見ることができる機能を備えた「スマートテレビ」を購入する方法です。スマートテレビは、シャープのAQUOSなど対応している機種がありますので、該当の機種を購入すれば設定後すぐに視聴できるようになります(インターネット回線は必要です)。
次に、「Fire TV Stick」を設置する方法で、テレビに接続して設定すれば、dTVを観ることができるようになります。dTVのほか、Youtubeなども視聴可能です。
ちなみに、「Amazon Fire TV」という似た機種もあり、こちらは4Kに対応しているなど高性能なので、これから購入する人、dTVを長く利用する人はこちらのほうがいいかもしれません。
そのほか、テレビに取り付けることでdTVを視聴できるようになる機器もいろいろと販売されていてます。ChromecastやAndroidTV、ひかりTVチューナーなども、設置することでdTVをテレビで視聴できるようになります。あとは、「AppleTV」というテレビに接続するだけで簡単にdTVを視聴できる便利な機器もありますが、比較すると少し価格が割高です。
なお、dTVを視聴するための専用のチューナーも販売されていますが、dTVのみしか視聴できないというデメリットがあります。ほかのチューナーは、アマゾンプライムビデオやYoutubeなどが視聴できるものが多いので、価格や利用範囲を考えて、購入するといいでしょう。
4.2 dTVをテレビで視聴するメリットとデメリット
dTVは映画やドラマといった作品が豊富なので、テレビの大画面で視聴すれば、より映画を楽しむことが可能です。パソコンやスマホだと、1人1台の所有でほかの人に勝手に触られたくないという場合が多いですが、テレビであれば家族でdTVのアカウントを共有してみんなで楽しめます。
インターネットの動画を視聴するのが好きな人は、ぜひ導入してみるとよいでしょう。
5.dTV退会・解約
5.1 dTVの解約方法
まずは、dTVの公式ページにアクセスし、アカウントメニューをクリックします。「契約状態/ご利用履歴」というメニューがありますので、そちらをクリックすると、「ドコモ決済情報を確認する」というメニューが表示されます。
該当のメニューをクリックすると、dアカウントで利用しているサービスの一覧が表示されますので、「dTV」の中にある「解約する」をクリックしてください。その後は、手順に従って画面を進めていくと「手続きを完了する」という画面になりますので、そちらをクリックすれば解約処理が完了します。
5.2 dTV解約の注意点
・iOSの場合、アプリからの解約ができない
dTVは、Android端末からであればアプリを通して解約処理がおこなえるのですが、iPhoneやiPadなどのiOSの端末からだと、アプリでの解約処理がおこなえません。これらの端末を使用している場合は、ブラウザから公式ページにアクセスし、ログインをして解約処理をおこなってください。
・解約日は解約申請をした日になってしまう
dTVを解約すると、解約した日からサービスの利用ができなくなってしまうので、注意が必要です。
ほかのオンライン動画配信サービスでは、解約手続きをしても、費用が発生している期間はサービスを利用できることもあるのですが、dTVはすぐに利用ができなくなってしまいます。
しかし、利用ができなくても月額料金を日割りで計算してもらえるわけではなく、540円がまるまるかかってしまいますので、解約日については検討した上で手続きをおこなうほうがお得です。
おわりに
いかがでしたでしょうか?以上がdTVの基本的な情報です。dTVと聞くと、ドコモユーザーしか利用できないのでは?と思われがちですが、そんなことはありません。dアカウントさえ登録すれば、誰でもどこでも動画を楽しめるようになります。
まだ見ていない映画がラインアップされている、移動中に映画を見たいなど、気になる作品があるという方は、ぜひ無料登録してみましょう。